まるでインターステラーなメキシコの図書館が凄い

■メキシコ旅行の際に…

2016年の1月半ば、メキシコ旅行に行く前は、ほとんど下調べ無しだったのですが(出発の前日に飛行機チケット買ったくらいですので…)、唯一気になっていたメキシコシティの治安はどの程度か、それを知るために検索で引っかかった二,三のブログを読みました。

 

そこで紹介されて是非行ってみたいと思ったのが、今回紹介するメキシコシティにある図書館、バスコンセロス図書館(Biblioteca Vasconcelosビブリオテカ・バスコンセロス)です。

 

世界的なアメリカの建築雑誌Architectural Recordで、「世界でもっとも先鋭的でモダンな図書館」と評されたそうですよ。(参考)

■バスコンセロス図書館にGO

場所は、自分が泊まったサンフェルナンド館から歩いて15分 程のところ。

ティオティワカンの遺跡から戻ってきたばかりでしたが、はやる気持ちを抑えられず すぐに出発。

 

大きな道に沿って歩くだけ、迷わず簡単につきました。地下鉄B号線Buena Vista(ブエナビスタ)駅のすぐそばですね。 

外観はそれほど特別は感じないです。

正面からみて左側に入口があります。

入ってみると…圧巻です。

吹き抜けの大きな空間に、両側から段違いに本棚がせり出していて、何かデジタルなデバイスのようなルックス…それが何層かに並びずっと奥まで続いています。

 

これをみてすぐに

 

これって…インターステラーのアレじゃん!

 

 

 

…と。

 

■インターステラーのアレ

ここで

インターステラーとは…

 

クリストファー・ノーラン監督、マシュー・マコノヒー主演の2014年公開のSF映画。異常気象で人類が滅亡の危機にさらされた近未来、元宇宙飛行士のクーパーが、人類が入植できる新しい星を探すために宇宙を旅して、ワームホールがうんちゃらかんちゃらな物語です(投げやり)。

 

映画は、アメリカの農場に住む親子の小さな話で始まったかと思えば、オカルト映画?と思わせる超常現象な話になり、あれよあれよと宇宙物理学に基づいた壮大なアドベンチャーな話へと展開していきます。

 

SFな話で敬遠されるかもしれませんが、基本的な軸は親子愛を描いた話なので、いろいろな層の人に是非一度観ていただきたい映画なのですが、ストーリーの終盤に、主人公の娘マーフの本棚が、上下左右に連結されて無限に続く図書館のような空間がでてくるのですが、そのの映像表現が圧倒的過ぎるんです。

 

この終盤のあの映像を観た人なら、この図書館の内部空間を…「まるでインターステラーのアレじゃん」と同じ感想を持つのも納得してもらえるんじゃないかと。

■バスコンセロス図書館内を歩く

ここ、自分が読んだブログでは撮影禁止と書いたあった記憶があったのですが、入口に入ってすぐの左手のスタッフに確認すると「カメラはダメだが、携帯ならOK」と謎の答え。

念のため、自分持っているカメラRICOH GRⅡを見せると「NO」、そしてiphoneを目の前に出してシャッターを押すジェスチャーをすと「OK」と言う。なぜだかわからないがiphoneによる写真撮影はOKなのだ。念には念をいれ、そのスタッフの目の前でパシャパシャこれ見よがしに撮影するがお咎めなし。良いのか!

 

 

少し行った先の警備員にも撮影しているところをみられてるがお咎めなし。ということでiphoneでバンバン撮影していくことに。

しばらく奥に進むと クジラ?の骨が飾ってあります。無機質で機械的な空間に有機的なフォルムが良く映えます。ガブリエル・オロスコの作品「Matrix Movil」だそうです。

 

上に登ってみましょう。

中央通路の吹き抜けからみる情報量はもの凄いですが、両脇の通路は非常にシンプルに構成されているので迷うことはない導線となってます。

 

 

通路の脇にテーブルがあり、これまたシンプルなデザイン。

 構造は、梁方向に渡したH鋼やRCの天井部分から出したガゼットプレートから床を吊っている形で、その床を両壁のRCの壁から振れ止めの丸型鋼で支えている。

 天井のDPGのガラスパネル、上から吊るしてある円形の照明、本棚の足元の照明など 光の設計も徹底しています。

 

木製の柵がところどころに使われていて、機械的で無機質な本棚が並ぶ空間に対して、暖色系の色がいいアクセントになってます。

建物の中央部分にはパントンチェアとパソコンが置いてあり、ソファ席まであり居心地もよさそうです。

「インターステラー」の監督クリストファー・ノーランは、映画「メメント」や「インセプション」など、時間を「操作」した物語展開が得意ですね。

 

「メメント」では、マーティン・エイミスの小説「時の矢-あるいは罪の性質」、「インセプション」ではホルヘ・ルイス・ボルヘスの小説「円環の廃墟」に影響を受けているそうです(参考)。前者は、映画のシーンをどんどん過去にさかのぼって見せていく手法に、後者は、それぞれ時間の進み方が違う夢が階層状になっている世界観がそれですね。

 

「インターステラー」の映画内にでてくる主人公の娘マーフの本棚に、それらの本がさりげなく映っているそうです。本棚がこの物語の重要な鍵となるわけですが、監督の創作の原点を読み解けて面白いですね。

 

先に挙げたボルヘスの著書には他に「バベルの図書館」があるのですが、インターステラーのアレと このメキシコの図書館と、なにかつながりを感じて楽しいですね。

 

さて、もーし メキシコに行くことがありましたら是非 この図書館にも足を運んでくださいな。

 

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【名称】バスコンセロス図書館(Biblioteca Vasconcelos)

【住所】Eje 1 Norte Mosqueta S/N, Cuauhtémoc, Buenavista, 06350 Ciudad de México, D.F., メキシコ

【電話】+52 55 9157 2800

【営業時間】8時30分~19時30分

 

 

youtubeにあった図書館の動画↓