京都から行く出雲・境港・松江 2泊3日の旅(1日目)

2015年12月8日(1日目)出雲大社とその周辺観光

6:30am出雲市駅に到着。

辺りは暗いが出雲市駅の上空に月が綺麗に輝いていてテンションが上がる。少し早いので駅に入り、コンビニでサンドイッチを買ってベンチで食べる。コンビニでご当地キャラのキーホルダーなどを見つけると旅に出たんだなぁと実感する。

 

出雲ゲストハウスいとあんさんは、荷物預けの時間は8amからだが、夜行バスで行くことを伝えると、7:00amに開けて待っていてくれると。なんという神対応…(あくまで特別に対応してもらったのでアテにしないように…。状況次第で できないことも多いとのこと)

 

「いとあん」さんのHPのアクセスは写真付きで分かりやすい。うちもこうやって案内作らなきゃなぁ…。

玄関に到着。ボードが置いてあり、歩いて30秒のところにある「-RO-」というスペースで荷物預けの対応をしてくれるとのこと。

狭い道を歩き、「-RO-」へ。ストーブがたかれて暖かい。自分が来る結構前から準備してくれてたのだろう、朝早く申し訳ない。小柄の女性が応対(夕方チェックインの時にわかるがオーナーのシホさんだ)。

 

出雲大社周辺のマップをくれて、軽く案内。

私は昔から旅の準備が苦手、行く先でいろいろ調べていくことの方が少ない。とりあえずガイドブックだけ買ってゲストハウススタッフさんの提案か、現地で決めていくパターン。これで失敗したり時間切れや実は行っておくべきところがあったのに逃がしたり心残りがでることもあるが、事前に調べられない自分の性格は治らないし、まぁ気ままな旅の方が性に合っている。

ガイドブックはチラッとしか読んでない、付け焼刃のおおまかな予定として、朝一に出雲大社をみて、それから石見銀山に行くことを考えていて、それを話すと、やめたほうがよいと…。どちらも「行くだけ」になってしまうという。そうそう、こうやって旅行先での目的地はいまいちボリューム感が把握しづらい。どれくらいその観光地に時間を費やすのか。もちろん人それぞれ違うがおよそのボリューム感を伝えてくれるのは分かりやすい。この三日間のうちに出雲大社、石見銀山、松江、境港を行こうと考えてきたが、とりあえず今日は出雲大社とその周辺だけ、その後の事はまた夜 相談しよう。荷物を預け、7:30頃出発。

 

歩いて数分で出雲駅。すっかり明るくなっており、駅に近づくと赤い紙を配っているおばさんが近寄ってきて「今日は太平洋戦争が始まった日です、これ赤紙ですよ」と。もちろん受け取らず。トイレに行きたいので駅の南へ。そこでまたおばさんが「今日は日本軍が真珠湾攻撃をした日です、これ赤紙ですよ」ちょ…。

トイレを出て又声をかけられる。そして北側に行ってバス停の前に行くとまた別のおばさん…うざい…。合計10人くらいがいただろうか、みんな同じ顔で同じ雰囲気のおばちゃんたちだな…。こういう人なんでこうも顔つきが似てるんだろう。こんな神の町でなにやってんのよ。

 

7:45am 出雲市駅発、出雲大社行きのバスに乗る(出雲市駅→出雲大社 バス時刻表PDF)。 

8:11am 吉兆館前バス着(470円)。天気はさえない、人はまばらだが、どんと大きなコンクリート製の鳥居(宇迦橋の大鳥居)の前で感慨にふける。ようやく出雲大社に来れた。あれから約20年…。

 

鳥居をくぐって歩く。両脇に店があるが、まだ朝早くて閉まっている。

8:28am 二個目の木でできた鳥居(勢溜の鳥居)に到着。両脇は松林。

 

三個目は鉄でできた鳥居、そこからは松の根の養生の為に両脇を歩くようになっている。

そして四つ目の鳥居、銅鳥居を抜けると本殿。

思っていたよりは小さい。歩いている人は5人ほど。お参りをする。通常神社の参拝は二礼二拍手一礼だがここは二礼四拍手一礼だ。

 

出雲大社は他の多くの神社と違う特徴がある。祀られているオオクニヌシが向かって左に向いている(横を向いている)、しめ縄が普通の神社と逆の方向に向いている(出雲大社は左から始まり右がしっぽ)など。

このあたりの謎や理由は、自分が学生の頃に読んだ井沢元彦の「逆説の日本史1古代黎明編(小学館)」で知った。井沢氏の主張の源流は「日本は怨霊信仰の国である」ということ。オオクニヌシはヤマト系に国を譲ったとされているが、何らかの形で恨みを持って死に、その怨霊を鎮める為に祀っていると。四拍手は「シ」→「死」、そしてしめ縄の方向が逆なのはそこが死の世界であると認識させるため云々(恨んでこの国に厄災を起こさずに眠っててくださいと)。井沢氏の説に対してはいろいろ反論があるそうだが、このあたりの彼の推理はなかなか面白いので興味がある方は是非読んでもらいたい。

 

普段神社に行ってもお守りなどはまず買わないのだが、さすがにここはかの出雲大社、勢いで二つお守りを買ってしまった。利きそうでしょ? 

西へ歩いてすぐに「神楽殿」がある。しめ縄がこちらの方が大きく、よく写真に出てくるのはこちらのようだ。

 

ゲストハウスいとあんさんで薦められた、弁天島、日御碕神社、出雲日御碕灯台にいく為、西の海の方に向かって歩く。

ずっと小雨が降っている、傘を持ってくるのを忘れていたので売店で折り畳み傘を購入。なんか最近、旅の度に傘を買っている気がする。

20分くらい歩いただろうか、9:40弁天島に到着。陸の京都に住んでるせいか、たまに海を見るとテンション上がる。岩の上に鳥居が建っている。数枚写真を撮り、来る途中にあったバス停で日御碕神社行きのバスの時刻をチェックしていたので、戻る。

 

9:57am 二分ほど遅れてきてバスが来て、乗る。海岸沿いを走り、なかなか眺めがいい(日御碕神社行きバス時刻表PDF)。

10:15am 日御碕神社到着。

ここは獅子舞の阿吽が逆だなぁ。これもしめ縄と同じ理屈だろうか。しかし長野の善光寺も阿吽の配置が左右逆だった。このあたりは何か意味があるのだろうか。

ぐるっと左側から回って灯台に向かう。やたらとウミネコの声が聞こえると思ったら岩にもの凄い数が張り付いていた…。ずんずん歩く。もういつの時代だよというお土産物屋がならんでちょうど開店の時間みたいだ。魚が干物用に干してあったりなかなか風情はある。

10:50am 灯台に到着。

 

岩場に座って波をボーと眺める。しばらく海岸沿いの遊歩道を歩くが、帰りのバスの時間が迫ってきているので引き返す。

 あれだけいた岩場のウミネコがいなくなっていた、かわりに船着き場で猫がいて「海猫」というネタとして写真を撮りたかったが逃げられる。270mmの望遠レンズが壊れて持ってこなかったのが悔やまれる。

 

バス停に到着。バスの中で待っていようかと思ったら、バス停の前のお店のおばちゃんが「切符買ってって」と。バス券をここで販売しているようだ。520円で購入。

ついついその気もなかったのにおばちゃんのトークに乗せられ焼きイカを買ってしまう(350円)。テーブルに座り、暖かいお茶と、炭で温められた焼きイカを食べる。目の前でバスがエンジンをかけるので飛び乗る。

 

11:39am 日御碕のバス停出発。

12:04 スタバがある正門前で降りる。お腹もすいているので昼食とする。ゲストハウスいとあんのオーナーさんがオススメしたお店が二つある、一つが古代出雲歴史博物館の前にある「やしろや」、もう一つはここから結構離れた場所にある「平和そば 本店」。オーナーさんは「平和そばは有名な店だが、私は やしろやが好きですね」と。

ゲストハウスに行ったら四の五の言わずオススメのお店に行くという自分の中のポリシーがあるので「やしろや」へ。そこで食べて、その目の前の博物館に行くというのも綺麗な流れだ…と小雨が降る中歩いていくと…

休みかーい!

 

ゲストハウスさんにオススメの店を教えてもらう時は必ず二軒以上聞いておく、というのはこうやって休みだったり満席だったりするから。うちでゲストさんにオススメするときもそうしている。ということで第二候補…「平和そば本店」は結構遠い、ここで博物館を先に行ってもよいが、もう頭がそばでいっぱい。早歩きで向かう。

 

思ったよりも遠い…こちらも休みだったら…と不安がよぎる「食べログで検索して定休日を調べておけばよかった」と思ったが、ここまで来て調べるのは癪だと意地になり歩く。

12:25到着、良かった営業している。外観は普通の民家みたい。

入ると地元の人ばかりのように見える。「割子蕎麦(750円)」を注文。200円高い三色割子蕎麦も気になったがお店の人に「普通みなさんどれ頼みます?」と観光客バレバレの質問、みなさんノーマルな割子蕎麦を頼むとのことで それに。

 

ここ出雲のそばは別の容器につゆがはいっていて、そこに付けて食べるのではなく一段目にかけて、その残りを下の段に落として順に食べていくというスタイルらしい。蕎麦湯も最初に置かれている。旨し。

トイレを済まし、外へ。博物館へ向かう。もう参道のお店が開いている。いくつか立ち寄る。観光案内所のようなところに何気に入ったら博物館の割引券付チラシがあった、ラッキー。

13:15 古代出雲歴史博物館 到着(通常料金610円→割引後490円)。

ここは内部が撮影可、気前がいい。古代出雲大社の模型がどどんと。高さは別としてここまでの大きな階段はにわかに信じがたいな。

ずらっと並んだ銅剣は壮観。このあたりの時代はわからないことが多くてかえってロマンがあって良いね。

 

シアターでドラマ仕立ての解説も。かなりじっくり回って、15:30外へ。二時間もいたのか…。

 朝、出雲大社をさらっと見ただけなので再度向かう。朝、歩かなかった本殿の周囲を反時計回りに。○○というところで大黒様の展示、入場を迷っていたらなぜか安くするよと声をかけられ入場。二階は出雲大社の模型が展示してあった。さらっと観て外へ。

本殿の西側に立札が。要約すると「オオクニノヌシはこっち側を向いてるのでこっちでも参拝してね」と。そ、そうなの?結局正面でも参拝するのを良しとしてるんだ…。井沢元彦説はどうなるんでしょう…。

ちょうど本殿正面側にきたあたりで警備員がロープを張ろうとしていた。あと10分ほどで締め切るそうな。

 

ここで今日の自分のなかのノルマは終わったが、ちょうど夕日がしずんでいくのが見えたので、そうだ朝に行った稲佐の浜 弁天島にもう一度行って夕日を観て行こうと。少し早歩きで西へ向かう。

 

途中のバス停で帰りのバスの時間をチェック、16:38 弁天島に到着。ちょうど夕日が良い感じ。

写真を撮りまくる。これまたラッキーなことにカップルがやってきて、なかなかフォトジェニックな写真を撮れた、このカップルに写真をあげたいくらい。

夕日が沈み切ったところ、時間を観るとバスが来る二分前。慌てて小走りに駆け上がりバス停へ。10秒後バス到着、なかなかタイミング良い。

 

16:58 バス発。

 

 17:30出雲市駅に到着(530円)。早朝着いたのがすでに懐かしい。

パン屋で朝食用のパンを買い、さらにコンビニでパン、菓子、缶カクテル。ゲストハウスでちびちび飲むつもりで。

 

歩いて朝荷物を預けた「-RO-」(出雲ゲストハウスいとあんさんの別館)へ。入ると三人の男性がなにか打ち合わせ。お客さんかと思ったら(後に分かることだが)出雲で農業を営む男性たちだそうな。

オーナーさんが奥から出てきた。今日の出来事を話したり、そしてチェックイン。領収書を書くときに京都のゲストハウスひつじ庵のオーナーであることを告げる。驚いて急に名刺交換。通常ここで館内の説明などをするそうだが、特別にゲストハウス内の他の部屋を案内してくれるそうな。

 

徒歩30秒程まっくらな道を歩き、いとあん さんの中へ。

ここはもと旅館の一部だったそうで、内部はとってもいい感じ。和室の部屋が何個か。床の間や丸窓などなかなか風情がある。普段は繁盛しているようだが今日はたまたまゲストは自分一人だけ、しばらく話していて、夕食を一緒に食べに行こうということに。そうそう、ゲストハウスを一人で運営していると夜に外食はなかなかできないのだ。

 

「-RO-」にいったん戻ると、先ほどの三人はこれから飲みに行く様子。その中の一人が飲み会の後 戻って宿に泊りたいと。ドミトリーに二人一緒に泊まることになった。

駅の近く、東横インの裏手が飲み屋街。結構昭和な感じのお店が立ち並び、知らなかったら歩かなかった通りだ。地元の人だとこういう場所知っているから良いね。

一番にオススメの海鮮ものが食べれるお店は満席。町はあまり人通りがなかったのにお店の中だけ超活気があって不思議。前は穴場の店だったのに最近人気が出てきたそうな。残念。

もう一軒のお店も満席。

 

ぐるっと商店街を周って駅前の大通りにもどって「やまじ」という店へ。

座敷に座る。適当に刺身の盛り合わせ。自分用にお腹が空いていたのでからあげ。女性オーナーさんは、出雲の人、別の町でシェアハウスで暮らしていてその時の生活がとっても楽しくて、ここ出雲に帰ってきてシェアハウスを運営したかったとのこと。しかし、ちょうど元旅館の物件が出てきて、いいめぐりあわせと思いゲストハウスをやることになったとのこと。数カ月、三重県伊勢市にある風見荘でフリアコで働いた経験も。その時もとっても楽しかったとのこと。

 

いろいろお互いに宿についての質問やゲストハウスあるある等話し合った。オーナーさんはゲストさんの為にシェア飯をつくってみんなと食べたりするのがすごく楽しいみたい。手間はかかるがやりがいはあるみたい。

やはりオーナーさんとこういう話はとっても楽しい。途中、店にいたお客さんが釣ってきたという魚を使ってみそ汁のサービスも。こういうの嬉しい。

 

お店を出て、ゲストハウスに戻る。

そして結局ここでもオーナーさんと話し込んでしまう。おそらく一時間くらい話したかな。

 

しばらくして部屋に行き、布団をセット。ノートPCを広げてデザリングでネット接続、予約が一件入っているだけで作業はすぐ終わる。その頃もう一人のゲストさんが戻ってきた。少し話し、歯を磨き就寝。

 

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