京都ゲストハウスひつじ庵 KYOTO GUEST HOUSE HITSUJI-AN
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25日 7月 2019

【京都祇園祭】山鉾巡行に北観音山の曳手として参加しましたよ

2019年7月24日 京都祇園祭(後祭)の山鉾巡行が催行されました。

で、いつもは 見る側でしたが、今年は曳手として参加しましたよ。

 

巡行は山や鉾と呼ばれる山車が出るのですが、そのうちの一つ北観音山。

北観音山は大きな車輪がついた山車で、それを数人の曳手(もしくは曳子と呼ぶ)が二本の綱(ロープ)で引っ張って動かします。

 

ここ数年、思っていたことが二つありまして、

一つは、文化はそこに参加する人がいて継承されていくということ。

もうひとつは、できるだけ消費者側ではなく提供する側になろう…ということ。

 

このあたり話し出すと長くなるのと、あまり上手く説明できないので割愛しますね。

前者に関して言えば以前書いたブログ記事「鷹山に寄付しませんか」を参照。

 

 

〇6月初旬、北観音山さんのHPの曳手募集のメールアドレスに応募

すぐにOKの返事。こちらの住所氏名や身長・足のサイズなど送る。

PDFで簡単なスケジュールやルール。当日の朝6:30に北観音山に来てくださいとの返事。

 

〇三日前の宵山時(正確に言えば宵宵宵山)に北観音山へ。担当者に挨拶。すると赤い北観音山オリジナルTシャツを貰う。関係者しか搭乗できない山の上に登らせてもらう。山の上にいた祇園祭に参加して20年の人と少し会話。滋賀県の人らしい。

 

〇7/22 下着(パンツ)は出来るだけ白いパンツが望ましいとのこと。巡行は雨の日でも決行なので濡れると透けるので。必須ではないと言われましたが、自分が持ってるパンツは濃い青のトランクスか黒いブリーフ状のパンツのみ。白いパンツが無いので買いに出る。ユニクロに行けばあるだろうと河原町三条あたりのminaへ歩いて向かうが、なんと改装中。同ビル内のGUに行くが黒パンツしかない…。

ダメもとで「ダイソー パンツ」と検索かけると白パンツがありそうなので、Googleマップで検索して、ダイソーOPA店へ。するとこちらは閉店!続いてダイソー新京極店に行くが黒パンツしかない…。

パンツを求めて歩き回っててもう半分笑えてきたので、ダメもとでツイッターで「ゆる募」かけてみたら、知らない方から高島屋の4階にあるでしょうとの情報。行ってみる。デパートなんて地下のフードコーナーくらいしか行かないのでものすごく場違い感を持ちながら「白いパンツないですか?」と聞くと、引き出しの中から白いブリーフ。値段は税込み1000円ほど。パンツってこんな高かったっけ?しかも白いブリーフなんて買っても一度しか履かないだろうしなぁと悩んでいると、これはどうですか?と出してきた商品は「ふんどし」。こ…これだ!祭りと言えばふんどし、一度しか使わなくても「ふんどし」なら なんか損した気がしない…。ということで「ふんどし」を購入。

 

 

〇7/23 去年も観に来ていたが、今年も両親が巡行目当てに泊まりに来てくれている。一日 京都をタクシーを駆使して案内。

夜の宵山時、催される南観音山のあばれ観音(23:00頃)にはここ数年 ゲストさんと一緒に毎年観に行ってましたが、体力温存の為 行かず。

 

■7/24祇園祭(後祭)山鉾巡行 当日

〇5:50に起床。シャワー浴びる。事前にもらった赤いTシャツと一昨日買ったふんどしを装着。人生初のふんどしだが 結構楽で良い。

朝食はフルグラ少しとパン少しだけ食べる(巡行中トイレ行くわけにはいかないので)。

 

〇6:20 ひつじ庵を出発。ちなみにこの巡行に参加することに決めたときから予約を止めていたので前日からの連泊の人のみ。前日に宿泊した人はリピーターさんなので事情を説明していましたのでOK。

徒歩7分ほどで北観音山に到着、近い(^^。

もう関係者は準備中。ボランティアのスタッフさんのところで受付。手ぬぐいと足袋を受け取る。敷地横のテントの中で着替える。

 

〇着替え終わる。

集合して簡単な説明を受ける。山に乗っている二人の掛け声に合わせて声出しをする練習。掛け声を出す人でもベテランと若手がいるのでその変の初々しさがいい。

 

〇曳手は4班に分けられる。山の右側と左側の綱、それぞれ山に近い方と遠い方で4班。片側2班に分けた理由は辻回し(コーナリング)の時に綱の長さを半分にして引っ張る際に山に近い方の班が綱の内側、遠い方の班が綱の外側に付き 引っ張るため(わかりますかね…?)要はフォーメンションの都合。

同じ班の人は、二人は年上 40歳後半か50歳くらい、曳手は初めて。もう一人は大学生、大学のボランティアサークルみたいなものに入っていて7/17の先祭りも別の山の曳手で参加している。実は曳手は学生ばかりなイメージだったので自分より年上がいて安心した。今まで巡行はなんども観ていましたが曳手の年齢構成とか気にしたことがなかった。学生は京都に住んでいるが、年上の人は一人は神戸から一人は東京と京都を仕事で行ったり来たりしている人。三日前に会話したお囃子の人も滋賀県からで、参加しているのは町内の人や京都の人とは限らないのだ。

 

〇出発までに時間があるので一度トイレに。「大」をしたんですが、これ、せっかく着けた帯、ズボン、ふんどし全部外さないと用を足せないですね…。

 

〇笠を装着。ビニールに入った粽も腰に差してもらう。

体調管理だけは気を付けてと言われる。最悪 北観音山の目の前は病院だし、お囃子などのメンバーの中にお医者さんがいるらしいから「誰かこの中にお医者さんはいますかー」には対応できるらしい(^^

 

〇曳手以外の人達が山の前で記念撮影。

 

〇時間ははっきり分かりませんが8:30頃??出発。理由は分かりませんがまずは南に下がります。それほど重くない。新町通の沿道にはすでに人がいます。見られてたり写真撮られているのは分かってますが、あまり 気にならないもんですね。。

 

〇今度は北へ、御池通に向かいます。

御池新町で初めての辻回し。リーダー格の人の指示に従う。この北観音山、結構こきざみに角度を変え辻回しをするタイプのよう。とはいえ、インターバル(曳く間隔)が短く、それほど時間はかかってないはず…。

 

〇後祭りの一番手は「橋弁慶山」そして二番手は自分のいる「北観音山」だ。その二つと最後の「大船鉾」と合わせた三基は「くじ取らず」といって、巡行の順番があらかじめ決まっている山鉾。あとはくじを引いて毎年順番が変わります。巡行の二番手なので終わりも早めなのである意味ラッキーだ。

出発の烏丸御池の近くで待機する。前日雨が降ったこともあって地面が熱くないのがラッキー。

 

〇待ってる間次々と山鉾が集結してくる。

大船鉾の前に「鷹山」が今年は巡行初参加。

完全復興を目指して唐櫃(からびつ)を担ぐ形で193年ぶりに巡行に復帰。先に待機している山鉾の人達や沿道の人から拍手で迎えられている。

 

〇9:20 巡行開始。橋弁慶山に続いて御池通を東に進む。

市長などがいる関係者席あたりで、一度ストップ。裃(かみしも)を着た役員の人が市長に何かを渡し、扇で再出発の合図。

元女子アナの宇垣さんが祇園祭のPR大使としてネットのニュースで出ていたので、もしかしているんじゃないかと探しました…(今調べたら5/18の一日限定PR大使だったそう…)。

 

〇京都は連日の雨でしたが、この日は最高気温35℃の晴れ。この時すでに熱くなってきていた。リーダー格の人が、「河原町三条でキンキンに冷えた麦茶が待ってるぞ」と、梅の木が近いと鼓舞した三国志の曹操のようなことをいう。いやむしろ漫画「カイジ」と言った方が分かりやすいか。

 

〇河原町御池で辻回し。ここが巡行本番の初めての辻回しとなります。観てる方は辻回し長いなぁって思ってましたが、やる方は必至であっという間ですね。

 

〇辻回しを終え南下。京都は南側が下がっている、南向きは比較的楽。予定通り河原町三条で給水ポイントがある。ボランティアさんが麦茶を配ってくれる。「キンキンにひえてやがる」。塩分補給のラムネのようなもの(スポーツドリンクのような味)ももらう。10分以上は休憩時間があったはず。

 

〇再出発で南下。四条通の手前で、花笠巡行が通り過ぎるのを待つ。ここでも10分くらい待っていたと思います。

 

〇四条河原町で辻回し。ここから西へ進むのだが、山がやたら重い。橋弁慶山にかなりの距離を離されている。リーダー格の人が「もっと曳けー」とか「がんばれー」と鼓舞する。四条通の東西の高低差はどうなっているのだろうか、西側が(目に見えないくらい)高くなっているのか、それとも曳手がバテテきているのか…。

デパートの大丸の前が 店内からものすごいエアコンの冷気が来て生き返る。余談だがこのあたりは人も少ないし屋根もあるし大丸のエアコンで涼しいのでお勧めです。

 

〇大丸を過ぎたあたりで橋弁慶山に追いついた。綱の重さも結構 楽になった。やはり少し登坂になっていたんではないかと。

太陽に熱せられたアスファルトが熱い。他の山は足袋にわらじを履いているところもあるが、この北観音山は足袋のみ。

 

〇四条新町で最後の辻回し。ここから北上する。京都は北高南低、ここは上り坂になるのだが、最後のひと踏ん張り。細いし、一か所 軽いクランクもある。沿道の人が近い。

 

〇北観音山の南、南観音山の会所あたりから、拍手が起こりはじめる。そしてさらに北上し北観音山の会所のあたりでは東西の沿道やら二階の窓から「おかえりー」と声援と拍手。なんだかTV版エヴァンゲリオンの最終回のシンジ君の気分だ。

 

〇もとの位置に戻ってきてピットイン。北観音山の独特の締め(三本締めみたいなもの)で終了です。お疲れさまでした。

 

〇おそらくスポンサー?か宣伝も兼ねているのか、リポビタンDのスタッフ二人が氷でキンキンに冷えたリポビタンDをスタッフに配布。マジ生き返る。

 

〇山の前で曳手が集合して記念写真。曳手におにぎりとペットボトルのお茶が配られる。河原町のいきなりステーキの看板をみたあたりからお腹が空いていた。おにぎり旨い。リーダー格の人からねぎらいの言葉があったあと解散。テントで各自着替える。最後に北観音山の粽(非売品)と赤飯を貰って、少しスタッフさんに挨拶して、ひつじ庵に帰る。

 

〇両親はツインルームのエアコンをつけて部屋を冷やして待っててくれました。シャワーを浴び、苦労話をして終了。

 

■あわせて読む。

→【徹底解説】2019年祇園祭の日程(動画付)

→【異空間】伏見稲荷大社・宵宮祭(ライトアップ)に行ってきましたよ

→ゲストハウスひつじ庵オーナーが行った京都桜の名所2018

→【タマゴサンド】京都の昭和レトロ喫茶店特集【クリームソーダ】

→【京都トレイル】東山コース深草(伏見桃山→伏見稲荷大社)を歩いてきましたよ

→ひつじ庵オーナーの旅行記リスト

 

************

京都ゲストハウスひつじ庵

住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1

オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00

 

tagPlaceholderカテゴリ: 2019, 京都祇園祭

京都ゲストハウスひつじ庵

【Address】京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1

 

【Tel】075-203-0161

※宿主は電話嫌いですので、電話対応は不機嫌です。メールの方が良いと思います。

※電話での予約申し込みは不可。

※最近はほぼ電話をとりません。

 

【Reception Open】

8:00~11:00 16:00~21:00

 

【E-Mail】

info@hitsuji-an.com

 

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